FUSION360 Meetup vol.04 [FUSION360]
5月13日(金)に開催された Fusion360 の Meetup Vol.04に参加してきました。
今回の会場は六本木のTechShopTokyoです。
当日のタイムテーブルはFusion360 MeetUp Vol.04 告知ページを参照してください。
https://www.facebook.com/events/735260303282888/
今回も大盛況です。(お決まりの文句になりつつあります^^;
個人的な目玉はケイズデザインラボ代表の原さんによる「3DスキャンデータのFusion360における活用」です。
ケイズデザインラボさんは3Dの可能性を追い求める技術者集団です。身近にあるあの製品のこの意匠をつくったのは実はケイズデザインラボさんだった!が沢山事例紹介されました。
原さんの自己紹介
プレゼンを聞き終わって感想を一言
「3Dスキャンの時代がキテタ!!!」
一昔前は300万ぐらいしたスキャナが今や約20万で売っています。(個人ユースにはもう一声安くなってほしいですが、、、)
Einscan-S
http://www.einscan.com/#!einscan-s/c1zao
http://www.amazon.co.jp/dp/B0196ZDC0Y
以前某展示会で実物を見たことがありますが、コレのスキャン精度は色情報を抜いてモノクロの状態でも凄いです。
で、スキャンができてもそのデータが弄れて且つ情報量が維持できなければ意味が無いわけですが、すでにその手法も確立されていました。
細かな形状の再現性を維持したままデジタルデータとして魔改造ができる段階まで持っていく手段は以下の通りです。
スキャンして高ポリゴンの三角メッシュデータを作成(但しそのままではメッシュ量が多すぎてツールでぐりぐり編集できない)
↓
ツールを使ってメッシュ量を削減(MeshmixerやらMeshLab)10万ポリゴン?(あれ1万だったっけ?)が目安(Meshlabだとmesh量が指定できる?)
↓
Mementoを使って四角メッシュ化(Mementoは比較的整合性のとれた四角メッシュを吐き出してくれる。この時点では細かな形状の再現が難しい)
↓
Fusion360を使ってTスプライン化(三角メッシュと四角メッシュのいいとこどり。細かな形状の再現性も良く、編集しても面の整合性が取れる)
↓
Fusion360を使って自在に編集
↓
後は魔改造してキメラを作ったり、CG編集ソフトに渡すなり、STL化して3Dプリントするなりご自由に
といった流れでした。間違っていたらごめんなさい。というのも話を聞くのに夢中でスライドの写真をほとんど撮っていなかった、、、
あと、AutodeskさんのMemento=複数の写真から3Dデータを自動作成するソフトについてですが、被写体の撮影方法を工夫すればかなりの精度の取り込みができるらしいです。
アナログ→デジタル→魔改造→複製 は今や当たり前! Mementoが無料のうちに色々試してみよう~
2016年5月15日追記~
Memento経由でのスキャニングについてはスリプリさんによる判りやすい記事がありましたので紹介します。
~追記終わり
2016年5月16日追記~
YOSHIOKA さんによる 「Autodesk Mementoを使う、Fusion360でのスカルプティングとは?!」の記事も参考になります。
http://ah3dprintshop.com/13596
~追記おわり
2016年5月21日追記~
いそぷろさんによる「3DスキャンしたメッシュをFusion360に取り込む方法」を紹介しておきます
http://fusion360.hatenablog.jp/entry/2016/05/20/191732
~追記終わり
ケイズデザインラボさんFacebookにも本日のイベントの情報が乗っています。(Fusion360 MeetUp Vol.04の報告記事参照)
https://www.facebook.com/KSDESIGNLAB/
最後に
次回のFusion360 MeetUp は秋ごろ開催の予定です。
おまけ
TechShopさんの設備の一つである旋盤ですが、機器の整備調整の都合でSBU(利用者安全講習)が開催されるまでもう少し時間がかかるとのことです。先月末に確認した時も全く同じ状況だったので稼働の目途が全く立っていないと認識しています。
何時稼働するかわからない機材を待つのは正直しんどいのでノズルとヒートブレイクの製作は手持ちのボール盤でどうにかしなければ、、、