PRN3D 簡易ベッドレベルチェッカー [PRN3D]
本来ならマイクロメーターを購入して専用のアダプターを作ってプリントヘッド部とベッドの間隔を計るべきですが、お金を節約するためにXリミットスイッチを流用してベッドのレべルを調整するパーツを作成しました。
http://www.thingiverse.com/thing:234768
今回作成したパーツは装着したまま常用できる機構になっていないのであまり汎用性はありません。また、調整中に操作を間違えると機器の故障に繋がりますので<<自己責任>>でご使用をお願いいたします。本作業はベッド本体の水平とフレームの各軸どうしの垂直がある程度出ていることを前提としています。
以下はその手順です。
pronterfaceを立ち上げて各軸をホームポジションにした後、Xリミットスイッチを外してこのパーツと合体させます。
次にZ軸を30mm上昇させます。
Z軸を上昇させたらXリミットスイッチと合体させた当パーツをエクストルーダーマウントの右側に共占めします。
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注意!
以後は絶対にXホームボタンおよびZホームボタンは押さないでください。間違って押した場合はリミットスイッチを手で押すか、プリンターの電源をすぐにOFFしてください。
プリント領域の設定によってはx-end-Rパーツと、当部品が干渉する場合がありますので、以後のヘッドのマニュアル操作時には十分な注意を払ってください。
ヒートブロックは加熱しないでください。作業はヒートブロックの温度が室温になるのを待ってからおこなってください。やけどおよびパーツの欠損の原因になります。
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次にZ軸をXリミットスイッチのLEDが点灯するまで1mm単位で下げます。
XリミットスイッチのLEDが点灯したらその状態でLEDが消灯するまでローレットナットを締めます。
この点灯→消灯までローレットナットを締める操作をヒートベッドの4隅で繰り返します。
プリントヘッドの四隅への移動はpronterfaceにてマニュアル移動させて実行します
(初期に記憶したホームポジションおよび印刷可能領域より先にはヘッドは移動しませんのが押しすぎには注意してください。繰り返しますが、各軸のホームボタンポジション移動ボタンは絶対に押さないでください。)
4隅の調整を3周ぐらい繰り返すと収束しますので、以後ローレットナットがずれないように先日公開したローレットナットクリップで固定します。
http://www.thingiverse.com/thing:233879
調整が終わったらXリミットスイッチを元に戻してください。
また、当パーツをエクストルーダーマウントから外してください。
Xリミットスイッチを元に戻したら、ベッドのレベルがずれた分、Zリミットスイッチのホームポジションを調整します。
以上でベッドのレベル調整は終わりです。
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by お名前(必須) (2016-07-02 18:02)