PRN3D ローレットナットクリップ [PRN3D]
2mm厚の細長い壁のinfillを80mm/sで印刷する場合、プリントヘッドが超高速で左右に動きますが、その際の振動が酷くてヒートベッドの四隅のローレットナットが緩み印刷中にレべリングがずれてしまう事案が発生したのでローレットナット用のクリップを急遽制作しました。
http://www.thingiverse.com/thing:233879
調整用に出力した1個目
調整がうまくいったので、3個同時に出力。黒い三連星( ̄ー ̄)
ちなみにこのサイズだとカッターでラフトと和紙テープで切り剥がせば、後は手で引き剥がす事ができるので続けて同じ場所に2回印刷しています。和紙テープ意外と耐久性イイカモ
あわせてsketchupで制作した元データもアップロードしておいたので微妙なサイズ調整をされたい場合はそちらを編集してください。
印刷速度を落とせばこのような問題は起きませんが、142mm四方の大型オブジェクトを制作するのに印刷品質を落としても速度を優先させたかった為、80mm/sの設定を使用したところ今回の事案が発生しました。
M3ナイロンナットを導入すればよいのですが、お金をかけずに解決する方法として今回のローレットナットクリップを制作しました。
振動に対する根本的な解決をするにはY軸方向の剛性強化(アルミフレームの下に前後方向への突っ張り足を追加する必要)とZ軸フレームへ筋交いを追加が必要なのと、プリントヘッドを軽くするためにエクストルーダーがプリントヘッドから別体化されたボーデンタイプにする必要があるかと思われます。ボーデンタイプへの変更は、ボーデンタイプの問題点を洗い出してメリットがデメリットを上回るようであれば今後の改良メニューに加えようと考えています。
今回の件でつくづく感心したのですが、ultimakerの構造って非常によくできていますよね~
REPRAPをベースにした製品の今後の低価格&高品質機のトレンドはソリッドな筺体にクロス機構かH-BOT系の水平移動機能でボーデンタイプのエクストルーダーを備えたものになるのではないでしょうか?現状の日本のコミュニティではRostockMiniとかKosselClear等のデルタボット系の話題がHOTですが、機構が簡潔な割にパーツの数が多いので意外とコストが架かってしまっている様ですね。ミーハーな私はローコストでデルタプリンターが作れないかなぁと思案している今日この頃です。
ちなみに上の写真のY軸ユニットのヒートベッド固定用のM3x25mmボルトですが、レベル調整している際に長さが足りなくなる事が多いので M3x30mmに入れ替えてあります。(あまり下げすぎるとy-bearing-holderパーツとヒートベッドの裏のコルク板が擦るためネジ山の上の方で調整するのですがどうも長さが足りなくなることが多いです、、、)また、より真っすぐ穴に刺さる様に半ネジ(首からしばらくネジ山が切ってないネジ)にしてあります。
初回起動時の翌日にはM3ステンレスナイロンナットを買って来てしまいましたよ。(^^;)
やはりY軸の剛性に問題がありますよね・・・、今うちのはY軸の構造をほぼ全交換作業中です。 もう形が別物になりつつあります。
by 羽等 (2014-01-28 10:52)
Y軸剛性問題本当に悩ましいですよね、、、
私もいずれはお金をぶっ込んでアルミフレーム構造の変更を含めた改造を実施するつもりです
とりあえずは、あまりお金をかけずにプリントパーツでできるところまでやってみます
交換終わりましたら見せてくださいね
by たぬきち (2014-01-30 00:42)
ちゃんとしたブログを持ってないので・・・どうしようPixivやfgとかぐらいしか・・・。(^^;)
実は一度、y-blockの改造を行ってまして、そのときの改造が「X軸方向のピラーの数を3から7に増量」、「y軸方向の幅を10mmずつ拡張(67mm→87mm」でした。
コレでY軸のたわみは半分ぐらいになったのですが、四隅をクリアランス0.0mmにしても中心付近で0.25mmぐらいの隙間が開いてました。
ベッドに斜めに印刷物を配置して200mmクラスの印刷を多用するので、Brimがベッドとこすれて無くなってしまうという問題が・・・なので大改造に踏み切った次第です。
いまは普通のM4ナットをアルミフレームで使えるように、ナットにかぶせるサポート枠を印刷中です。
by 羽等 (2014-01-30 19:58)
imgurみたいな一見ローダーでもでもかまいませんよ^^;
M4ナット+サポートだとコストダウンに良いですね~そのネタ頂きますw
by たぬきち (2014-01-31 03:32)