DIYツール スイッチサイエンスPCB パブリックβ開始 [DIYツール]
スイッチサイエンスPCB パブリックβ開始
https://www.switch-science.com/pressrelease/pcb_betatest/
スイッチサイエンスさんのPCBサービスを簡単に表現すると、SeedStudioさんのFusionPCBサービスを日本人向けにローカライズした基板製造サービスです。
その中に気になる一文が、、、
>保証について
>入金確認後、30日以内に商品をお届けできない場合は全額返金いたします。
ほう。30日以内に届かなければ無料ですか。
数年前の円高の時期に散々中華製品の海外通販を使い倒した経験のある私から言わせると、春節だったので現地の運輸が機能してないとかクリスマスシーズンだったので中継局に荷物が山積みに(ry、、、、とか言い訳なしですよ?w
実は先日のMakerFaire2015にてスイッチサイエンスさんのブースを伺った際に、SeeedStudioさんと協業してPCBサービスを始めると聞きました。その際に、現状のFusionPCBでの注文におけるRegistered Air Parcel(一番安い発送方法、リードタイムは2週間~4週間)でのリードタイムの不確実さを切々と訴えておきましたので、30日以内に届かなければ無料とは、流通経路の確保によほど自信がおありかと存じますw
参考までにごく最近の Registered Air Parcel での注文から受け取りまでにかかった日数を示します。
STEP1-7/21(火):注文
STEP2-7/24(金):基板出来上がり
STEP3-7/28(火):製造工場(深セン)から発送
STEP4-8/14(金):シンガポールのどこかの空港発
STEP5-8/17(月):川崎局着
STEP6-8/18(火):配送完了
リードタイムを計算すると 29日 でした。 実におしいw
現状のAireParcelでのボトルネックは製造工場からシンガポールの空港を出発する間のSTEP3→STEP4です。この期間が運よく1週間の時もあれば、今回の様に2週間半掛かることもあります。
FusionPCBにて注文から製造完了までに掛かる日数はほぼ4営業日ですので、リードタイムの大半が、2国間をまたがっての移送における配送の遅れです。
配送方歩をDHLにすればこれらの遅れを劇的に減らす(おおよそ4日以内)ことができますが、その場合、$20の配送料が必要です。私の場合$9.9の基板に2倍の送料を払うのはあまりにばかばかしく、いつも$4.93のAirParcelで注文してしまいます。
以下のリンクの先月末のプレスリリースにおいて
https://www.switch-science.com/pressrelease/20150731-Switch-Science-PCB/
>ご注文いただいた基板は中国・深センの工場で製造し、スイッチサイエンスからご自宅へ発送いたします。
との文面がありますので、スイッチサイエンスさんは一度国内で荷物を預かってからの国内発送をされるご様子です。製造工場→スイッチサイエンスさんの間はぜひとも多数の注文をひとまとめにしてDHLなどの確実な配送手段を利用し、配送コストを下げつつリードタイムを少しでも減らしてもらいたいものですね。
~2015年8月26日追記~
上記の私の心配事を書いた記事は、単なる杞憂でした。
スイッチサイエンスPCBのご利用方法のページに納期についての詳細が書いてあります。
https://www.switch-science.com/pcborder/orderingguide/#shipping
>製造した基板は毎週木曜日に中国深センから出荷されます。
どうやら定期便でまとめて出荷されるみたいですね。
中国深センからの出荷の翌週の火曜日にはスイッチサイエンスさんから、日本国内に向けて発送されるとのことなので、日曜日に注文して、月曜日に入金が確認され製造ラインに乗れば翌週の水曜日か木曜日には基板が届く計算になります。
少しの追加費用で確実な配送サービス。すばらしい。
しかも、FusionPCBでは交渉がとても面倒だった保証までついています。
https://www.switch-science.com/customer/pcborder_inquiry/
全くもってしてすばらしい!!!
さらに、パブリックβ期間中(~9/30正午)は送料が324円(ただしアンケートへの回答が必須)という破格のサービス。
とってもすんごくすばらしい!!!!!!!
~2015年9月11日追記~
公式サイトにて納期についての情報が更新されました。
具体的な納期イメージの図は削除され、「標準納期は14日~21日」との記述がより強調されました。
また、注意事項として、送信データーに不備があった場合や、スイッチサイエンス社あるいは提携先の深センの工場に長期連休があった場合はこの限りではないそうです。
http://mag.switch-science.com/2015/09/10/modifysscipcborderingguide/
~2015年10月1日追記~
βサービスが10月30日の正午まで延長されました。
サイトを見てみるとオンラインガーバービューワーが追加されたり、アップロードするファイルの中に、指定外の拡張子のデータがあったら弾くようにしたりと、サイトを小変更をしたのでその確認のためだと思われます。
FusionPCBでは、「ガーバーが開けなかったら製造開始前に連絡をするよー」との対応をとってくれますが、スイッチさんではそういった対応をしてるとサポートコストは2倍になるので入口で締めるしかないのでしょうね。たぶん。
NG事例集とか出してくれないかなー
50mm*50mmの単純な基板(長穴開けたり、外径をルーターで切ったりのお手本)のガーバーデータとか公開してくれないかなー(このGコードとMコードを組み合わせるとダメとか対応しているMコード一覧とか、、、)
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