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ROBO3D タオル架け修理 [ROBO3D]

百均で買ったタオル架けの台座が1カ月もしないうちに割れて壊れたので補修用のパーツをROBO3Dで制作してみました。

 

印刷終了直後

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ラフト取り外してちょっとやすりがけ

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タオル架けは横棒の部分だけを流用して、つり戸棚の引き手部分にぴったりすっきり嵌る様にしました。

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百均で買ってきた時点では、吊り戸棚の底面の板にコの字型のフックを挟んで引っかける仕組みだった為、吊り戸棚の底板と扉との間にフックが挟まり、その結果として扉がしっかりと締まらず少し浮いた状態になり、かなり不細工だったのです。しなしながら、そういった不具合もカスタムを兼ねて修理/修正ができるのがパーソナル3Dプリンタの醍醐味ですね(*´∀`)

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といった提灯記事^^;を書いた理由は、先日から里親募集しているROBOさんに何も動きが無いからです´・ω・`

@5月6日修正: ヤフオクに出品しました。

初出力の記事にてZ軸が~ウォブリングが~~Y軸が~と批判的な内容を書いておりますが、このような日用品を出力する分には全く問題は有りません。また、筺体剛性が高いのでPRN3Dに比べて印刷速度を速くしても(外壁60mm/s内部80mm/s)安定した造形を得ることができます。

もし私がこのまま使い続けて改良をするとしたら以下の点を弄ると思います。(上から優先順位の高い順)

・Y軸のリニアベアリング化(さらに踏み込んでLMガイド化するかも)
http://forums.robo3dprinter.com/index.php?threads/new-y-axis-linear-motion-system-and-print-bed-upgrade.1669/page-6
・Z軸のスタビライザー追加&10mm台形ねじ化(軸受けφ8mm&カプラーφ6.35-5mm。ピッチが変わるので要ファーム修正)
http://store.makerstoolworks.com/motion/608zz-bearings-set-of-8/
http://store.makerstoolworks.com/motion/helical-shaft-couplers-set-of-2/
http://store.makerstoolworks.com/motion/z-axis-lead-screws-and-nuts-set-of-2/
・ヒートベッドの構造修正(3mmアルミ板、もしくは少し印刷面積を犠牲にしてMK2A化して、耐熱ガラス全体を加熱する構造に変更)
http://www.dx.com/p/294026
http://www.kowa-g.jp/order-frame-10.html
・J-HEAD_MkVホットエンドの交換→E3D-Boden化
http://e3d-online.com/E3D-HotEnds


以上の修正でかなり印刷品質が向上するとともに更に印刷速度を上げることができると思います。

欠点は上記の自分の理想とする改良にそれなりにお金がかかること。だったら自分で一から3Dプリンタを作ろう!ということで、現在コソコソパーツを集めている最中です。そのための費用を賄うための有償譲渡を企画しました。使い勝手が悪いからとか、まともに使えないからといった悪意のある理由で手放す訳ではありません。(そのため、事前に調整を済ませ、印刷結果を確認し、コストがかからない範囲で改良を加えて酸いも甘いも記事にしています)。どなたか大事に使って頂ける方が現れることを願っています。

 

少し値下げしました(¥65k→¥60k)。

http://ginger-soft.blog.so-net.ne.jp/2014-04-25

このまま該当記事のコメント欄で何も進展が無いようでしたらいずれより多くの方に観ていただけるヤフオクに出品するつもりです。

 @5月6日修正: ヤフオクに出品しました。

 

国内ですぐに入手できる他メーカーの3Dプリンターとの比較ですが、、、

Bonsai mini BS01 - 印刷領域小さいですよね~(それ以外はとても素晴らしい3Dプリンターです。大きめのBS02作らないのかなぁ)

Davinci 1.0 - 専用フロントエンドのブラッシュアップが進んでいないようですね~デフォルト設定だと、天板がスッカスカで埋まらないみたいですね~せっかくのガントリー構造もY軸がX軸モーター抱え込みだとY軸に負荷がかかり過ぎではないでしょうか~一部のロットの初期不良かもしれませんが水平位置精度悪いみたいですね~8角形や円がちゃんと出力できていないみたいですね~専用フィラメントは1kg換算だと¥5466ですよね~近々Dualヘッド型の2.0が出るみたいですね~

 

なんか必死ですいません m(_,_)m

 


ROBO3D 里親募集 [ROBO3D]

突然ですが、ROBO3D(ABS対応完成品)を手放す事にしました。

現在作業台の上には3台の3Dプリンタが置いてあり、手狭になったためです。
また、現在、自分の理想とする機能を満たした自作3Dプリンタの設計/制作/部品調達を開始しており、その3Dプリンタにつぎ込む資金の確保をしたいからです。
実際にROBO3Dの取得にかかった費用は、Kickstarter出資時の決済にかかった額¥65,094と、輸入時に架かった国内消費税¥1,435の合計¥66,529です。

キリのいいところで¥65,000+送料でどなたか貰ってはくれないでしょうか?

配送に関してですが、購入時の緩衝材及び外装の箱がそのまま退けてありますのでそれを使います。海外からの輸入にも耐えた構造ですので問題ないはずです。

サイズは160サイズの10kgです。配送の場合は代金をお支払いいただいて入金が確認できてからの発送となります。
お届け先が東京都内であれば土日祝にお時間を調整頂いて自家用車による直送(費用は無料)もいたします。

@5月6日修正
本告知による里親募集は終了いたしました。

 

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動作及び機能に関しては先日私が実際に外観検査をしてテストプリントを行って問題がない事を確認済みです。
印刷精度や現状の不満点に関しては先日の記事を参照願います。
Y軸の強度の問題およびZ軸の揺れの問題はPRN3Dと同様の改良により解決できる内容です。
(Y軸の改良はちょっと大がかりになって難しいですが、、、)
その他、メーカー純正の導入ガイドに記載されていないFAQ(既知の問題やその改善点)は以下のアドレスを参照ください。
https://docs.google.com/document/d/1fryBbKG8rpOCfsWk3UbcJzHEItqHU0iFY7uVRF3sFx0/edit?pli=1#

今ならサービスで3Mの343マスキングテープ幅60mmを1巻お付けします。

受け取られてすぐに印刷できるようにABSフィラメントも少しお付けします。


興味のある方は当記事のコメント欄で申し込みをお願いいたします。ご不明な点についての質問も受け付けています。

申し訳ありませんが、当記事のコメント欄に購入宣言(「ROBO3D購入希望」と書きこみ)を一番最初にされた方1名様にのみの有償譲渡となります。
(他の方が質問途中の場合でも購入宣言をされた方を優先します。)


以上

当ブログにてROBO3Dの記事の続編を期待されていた方には誠に申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

 

 

~ 4月28日追記 ~

<競合となりうる製品に対する優位点>

・Reprapベースなので改良がしやすい
・10万以下の低価格帯機では比較的大きなビルドエリア:約220x220x200mm
・頑丈なモールド筐体(ABS4.0mm厚)
・制御基板はArduinoMEGA2560+RAMPS1.4、ファームウェアMarlin、→ Reprapでは定番の組み合わせ
・フリーソフトが使えるので設定を色々と弄ることができる。好みのソフトが使える。
・市販の低価格オープンリールフィラメントが使える。現在市販のオープンリーリフィラメントの価格は3000円/kg
 (某メーカーさんは1リールの中身の量が600gとかせこい事はしないでほしいですよね)
・ホットエンドはJ-HEADタイプなので交換する事により様々な種類のフィラメントに対応が可能
・公式フォーラム(※英語)にて改良の論議が盛んに行われているので発展性がある
(オールメタルホットエンドを搭載したり、デュアルノズル化したり等々)


<劣る点>

・良くも悪くもReprap。トラブルは自分で解決する精神が必要
・Y軸の直動機構である安物スライドレールの耐久性が未知数

・フィラメントに合わせた最適な設定を追い込む必要がある
・印刷ステージのガラス板は取り外しが不可なのでテープを貼ったり印刷物の取り外しをしたりがすこし面倒
・キャリブレーション系の便利機能が無い



<その他>

買ってすぐに印刷できると謳ってる低価格3Dプリンタがありますが、FDM式においては今のところそんなものは幻想です。ソフトウェアキャリブレーションが普及したところで、まずはハードウェアの調整なしではまともな印刷はできっこありません。トライアンドエラーあるのみです。その量が多いか少ないかの違いだけですよ。


ROBO3D 初出力 [ROBO3D]

ROBO3Dにて初出力してみました。

PRN3Dで現状使っているABSフィラメントを差し替えて、ヒートベッドとノズルの距離を調整した後※、いきなりABSで25mm箱型キューブを出力してみました。(※:ヒートベッドとノズルの距離を調整する際はヒートベッドを印刷時の設定温度まで温めてから行ってください。ROBO3Dのヒートベッドはペイントされた厚いガラス板の裏にヒーターが貼ってあるだけという簡素な造りで且つ、ガラス板全体ではなく中央の枠で囲まれた印刷領域の部分だけ加熱されるため、周辺の非加熱部分と温度差が生じることにより膨張の差が生じて反ります。ちなみにヒートベッドの温度は110℃までちゃんと上がりますよ~)

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設定はほぼPRN3Dそのままで3Mの343マスキングテープを張り付けてラフトは15mm/s、その他は50mm/sの設定で印刷しています。積層厚は0.2mmです。

ところがどっこいご覧の有様でした。
IMAG0947.jpg
フィラメントの供給不足でスッカスカです。

フィラメントの供給不足については以下の原因が考えられます。
(1)フロントエンドへ設定するパラメータが間違っている
(2)ドライブギアのテンション不足
(3)ホットエンド内部での詰まり

下面の方は上手く印刷できていることから(1)ではなさそうです。(2)についてもフィラメントが半分近くまで削られて細くなることがあることからなさそうです。試しにホブドボルトをフリーにして手でフィラメントを押し込んでみましたが、フィラメントが折れ曲がりそうなぐらいに力を込めるとノズルの先からちょろちょろと融けたフィラメントが出てくる状態でした。本来なら指でつまんで軽く押し込めばニュルニュル出てくるぐらいが理想です。

ノズルを分解して様子をみてみますと、フィラメントがノズル部ではなく、PEEKバレル(左側の黒い筒)の中ですでに融けて広がっている事が判明しました。上まで熱が上がり過ぎているようです。(ちなみに私のROBO3DのホットエンドはJ-HEADのMk-Vの様です。他の方のブログを見るとMk-Iの方もおられます)


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原因は出荷時にヘッドに巻かれたカプトンテープだと思われます。写真を撮り忘れましたが、不用意にヘッド部分からPEEKバレルの上の方までぐるぐると全体に密着して巻かれていました。これでは熱が無駄に籠ってしまい、フィラメントの溶融開始位置が上に上がります。ノズル内のフィラメントの溶融量は少なければ少ないほどホブドボルトでフィラメントを押しだす際に必要な力は小さくなるはずです。

さらに、ノズル自体が、ヒートブロックとバレルとを含めてアルミの削り出しの一体成型である事も熱が上に上がりやすい原因となっていると考えられます。

また、ヘッドの温度を計測する熱電対がヒーターのすぐそばの小さな穴の中に設置されていますが、この場合だと、ノズルの先端付近の温度は熱電対で計測された温度より低くなり、適切な溶融温度が保たれていない可能性があります。(もっとも設定温度を高めにすれば良いわけですが、ROBO3Dの設定上限はデフォルトで235℃なのでABSフィラメントの場合は設定値幅が限られます)


以上のことを踏まえ、カプトンテープの使用料は最小限に抑え、熱電対はノズルの先端横、ヒーターに対して対極の位置に配置するようにしました。

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この後、ノズルヒーターの温度を220℃に設定してみてフィラメントを手で押し込んだところスルスルと出てくるようになりました。

上記の手をいれて再度キューブを印刷してみた結果がこちらです。

IMAG0941.jpg

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形にはなりましたが、Zネジの偏芯が原因のウォブリングしまくりorz

ウォブリングの主な原因はカプラーと昇降ネジの接続方法にあると思われます。
昇降ネジにPTFEテープを巻いて径を稼いでカプラーでクリップしていますが、明らかにセンターで挟み込めていないので、ネジが回った時に偏芯します。

IMAG0945.jpg

偏芯していると、回転時にネジ自体のバランスが崩れ、そこにフレキシブルカップリングの自由度が加わり、たこ踊りの様に左右に揺られます。ああ、結局のところモーターの反対側にスタビライザーが要るのね ;ω;

Y軸の直動部品として使われている低価格のスライドレール(机の引き出しとかに使われるスチール製のアレです)もこれは果たしてありなのか?というぐらいぐらぐらですし、、、、あれれ?どっかで経験したことのある様な話が続いてるな~^^;


ROBO3D ROBO3D開封しました。 [ROBO3D]

このブログの一番最初の記事で書いたKickstarterで出資した3Dプリンタとは「ROBO3D」の事だったのですが、実のところ今年の2月末には到着していました。

昨年1月に出資してから本来の納品予定は2013年の6月だったわけですが、遅れに遅れ、やっとこ届いてたというわけです。

Kickstarterは目標出資額が集まるとストレッチゴールと言って追加のサービスを設定したり、より資金を集めるために追加受注を受けたりしますが、プロジェクト側においては、元々製品の量産の経験がない場合がほとんどで、当初の想定していた生産規模以上に出資を受けてしまうと、管理能力の不足によりプロジェクトの進行が著しく進行が遅くなる傾向があると思います。ROBO3Dもモロにそのパターンに嵌ってしまった感じのプロジェクトでした。

最近募集しているプロジェクトではM3D(https://www.kickstarter.com/projects/m3d/the-micro-the-first-truly-consumer-3d-printer)がすでに約280万ドル@10000台の出資を受けており、今年の8月~来年2月を出荷予定としていますが、本当に大丈夫ですかね~といった感じです。

 

と、脱線はさておき、ROBO3DについてはPRN3Dを弄ってる方が楽しかったのでついつい放置していましたが、PRN3Dの改良もひと段落(と言ってもまだ不満がありますが、、、)したのでやっとこ開封しました。

IMAG0910.jpg

まぁ、完成品だから電源を入れれば動くだろうと、タカをくくっています。

初期設定やら開封の儀はwebを見ればいくらでも転がっているので省略します。
メーカーサポートとユーザーフォーラムが機能していて数が出ている商品は情報がすぐ見つかるので良いですね。


早速外観検査をばしてみたところ、ミットスイッチを繋ぐ線の端の圧着端子に接触不良があった以外は特に問題ありませんでした。

気になる点といえば、やはりZ軸がかなりぐらぐらなところ。天井側がシャフトも昇降ネジも固定されていないので仕方がないですよね、、、

早速対策パーツをPRN3Dでつくりました。

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この不具合は良く知られている問題で、同様のパーツもThingiverseにいくつかアップロードされています。しかし、どれも位置設定が面倒だったり、印刷してみると明らかに強度が不足しているので自分でつくりました。

http://www.thingiverse.com/thing:297126

Z-AXIS-ROD-CLAMP-L.jpg


初期の自立している状態を絶対的な位置として、各パーツ同士と壁面を密着させるといい感じになる様にしています。
外壁に固定する際は外壁側にあける穴を少し大きめにφ3.5mmぐらいにしてください。

位置決めが終わり、ネジを固定したら、左右のシャフト間の間隔がX軸の幅となるべく揃うようにZ軸を目一杯上までリフトします。、その状態で印刷パーツ同士の密着部分に瞬間接着剤を流し込んで完全に固定します。

 

PRN3Dで行った改良と違って昇降ネジの方は上部でスタビライザーを追加せずに今回はあえて開放してみます。

ROBO3Dのオリジナルの設計において、昇降ネジに嵌めてあるナットが水平方向に対してかなり自由度がある為です。 また、PRN3Dと違って寸切りネジの径が太いので歪みが少ないのと、寸切りネジとモーター軸の間がフレキシブルカップリングで接続されているので素直にネジ軸が回転するためです。(Reprap系の3Dプリンタにおいて低品質な寸切りネジのブレが印刷に影響しないようにする為に良くとられる設計手法です。PRN3Dでも同様に水平方向の自由度(設計上は、、、ね^^;)がありますが、ネジ径が細くゆがみの影響が出やすいことや、カップリングがフレキシブルタイプでない為、改良時に上部にスタビライザーを追加しています。 )

 

次回はテスト印刷をしてみます。

 


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