珈琲 WAYCAP ミルアダプター作ったよ [珈琲]
ども、日本で一番waycapを使いこなしているであろうたぬきちです。
タンピングする際はディスペンサーの小さい蓋を閉じると中のカプセルが動かないのでやりやすいですよ~
さて、ここで久しぶりの3Dプリンタネタです。
ハンドミルで豆を挽くと、受け皿に落ちたコーヒー粉をディスペンサーにセットしたWAYCAPに移しかえる必要があるのですが、その間に不要に空気に触れたり、粉のロスが出たりするので、ミルから直接WAYCAPをセットしたディスペンサーに粉を落とせるアダプターを3Dプリンタで作りました。
ディスペンサーの上下で口径が違うのを利用して、一方向にしか嵌らない様にしています。
ディスペンサーにアダプタを被せたら、カプセルをセットして蓋(小)を嵌めます。
ひっくり返したら
アダプタを上にずらして、ミルにセットします。
ミルを押しこむとディスペンサーとアダプターのテーパーがちょうど噛み合ってディスペンサーがこれ以上は下に行かないので、ディスペンサーの天面とミルの底面がぴったりくっつく算段です。
あとは豆を挽いて粉を落とせばおk タンピングしたらこんな感じになりました。
ちなみにディスペンサーとカプセルの境目がわかりやすいようにディスペンサーの内側にカッターで三か所「V」の字の切りこみを入れて墨入れしてます。
判りやすいように画像に赤丸で印をつけてみました。
ちょっとした工夫で常にぴったり詰められます。
2016年10月29日追記~
thingiverseにデータを公開しました。
.F3D(Fusion360)ファイルもアップロードしましたのでお手持ちのミルの口径や3Dプリンタの造形精度に合わせて調整してください。
http://www.thingiverse.com/thing:1857488
ちなみに自分が使っているミルはこれです。直径は48.0mmです。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01IP2BA7Q/
~追記終わり
珈琲 WAYCAPレビューその3 [珈琲]
Waycapを使い始めて200gほど豆を消費しました。もっぱら朝は眠気覚ましに砂糖入りエスプレッソ(40ml)をくいっとあおり、夜はカフェインレスの豆をルンゴ(110ml)で抽出して混ぜ物なしで飲んでいます。使い勝手にも慣れてきましたので、自分なりに感じたメリットとデメリットについてまとめてみます。
【メリット】
・準備が簡単
・ポットを火にかけてお湯を沸かさなくていい※1
・ゴミが豆ガラだけ
・後片づけがラク※2
・ちょっと飲みたいときに便利
・正確に測って挽くので1杯あたりの豆の使用量が減った
・純正カプセルにはない味が楽しめる※3
【デメリット】
・リフィルだが消耗部品がある(蓋のゴムパッキン)
※1 作業途中でも気軽に台所から離れられる、料理中でも飲める
※2 カプセルとカップを洗うだけ
※3 焙煎から日を経過するごとの変化も楽しめます
1万円台中盤の価格帯のエスプレッソマシンと比べて丈夫で小型
※5 豆の種類が変わるとおなじ5gでも詰まりすぎだったり、スカスカだったり、、、
※6カプセルに詰められる豆の最大重量は約5.5g
エスプレッソは一般的に7.0gに対して抽出量の目安は25ml
※7 こういう時は純正カプセルの出番です
最後に以下も追加で
「便利!簡単!おいしい!の3拍子揃っているので休日など時間があるとついつい何杯も飲んでしまう※8」
珈琲 WAYCAPレビューその2 [珈琲]
某社のエスプレッソメーカー用のリフィルカードリッジことWAYCAPですが、タンピングの要領がだいぶつかめました。また、挽く豆の量ですが、カプセルにぴったりに詰めて良い感じの抽出量にするには5.0~5.1gの豆がちょうど入るぐらいが良いようです。前回も報告しましたが、タンピング時は押し込み過ぎては駄目です。上腕や肩の力を使わず、あくまで手首の力だけでポンポンと叩いて押しこみ、それでもカプセル上部からはみ出た豆は無理して蓋を閉めずにそぎ落とすと良いです。
強い力を加えて押しこみすぎると、珈琲がぽたぽたとしか落ちてこず、ルンゴボタン(110ml)を押したにも関わらずエスプレッソボタン(40ml)ぐらいの量しか出ないなんて事も、、、
今日は比較対象として純正カプセル「Roma」(カプセル重量6.07g:製品付属のサンプルカプセルの中では一番軽い)をエスプレッソで入れてみました。
waycapを使って豆の詰め方と抽出量を調整してこの感じに近付けたいところです。
比較ついでに製品付属のサンプルカプセルの重量を色々と計ってみました。
カプセルの総重量は種類によって違っており、6.07g~7.35gとなっていました。抽出後のカプセルから豆を取り除いてカプセルの重量を計ってみたら1.09gでした。
よって中に入っている豆は4.98g~6.26gということになります。ケースのサイズは種類によって変わりが無く、モノによってはアルミ箔の蓋がパンパンだったり、指で押さえるとペコペコと凹むぐらいゆるゆるだったりしつつ、パンパンなのに重量が軽かったりするカプセルもあるので、豆に合わせた挽き方や重量調整をしている様子です。ここらへんのノウハウは今後、いろいろ豆を買って経験を積むしかないところ。それもリフィルカプセルによる珈琲の楽しみ方の一つだと思います。
参考までに純正カプセルROMAの粉の挽き具合。カプセルに入れられている豆の量も少なめなので豆を取りだす時にフォークがすっと入って行きました。タンピングは弱めです。カプセルから取り出した豆は固まっておらず、パラパラと崩れました。他のサンプルカプセルも比較対象として観察してみようと思います。
珈琲 WAYCAPレビュー [珈琲]
IndieGoGoで出資したWAYCAPがイタリアから届きました。
WAYCAPとは某社の使い捨てカプセル式エスプレッソマシンで繰り返し利用可能なステンレス製カプセルです。
Kickstarterにて募集を開始した当初から気になっていたのですが、Kickstarter組みの入手&成功の報告が上がって来たのをネットで確認していたところ、らIndieGoGoでプレセールをやっているのを知り購入した次第です。
送られてきたセットはこんな感じです。
蓋にレーザーカットで細いV字型の溝が開けられており、そこから液体が浸み出てくる仕組みです。
本物のカプセルの使用後の姿をみると、なるほどなぁという形になっています。
WAYCAPを使って某社のエスプレッソマシンで自分の好みの珈琲豆をつかってエスプレッソを飲むには以下の準備が必要です。
・0.1g単位で測れるキッチンスケール
・コーヒーミル(手動ならセラミック臼を使用して極細挽きができるもの)
・焙煎したてのおいしい珈琲豆
コーヒーミルはポーレックスのパチモンを用意しました。キッチンスケールは中華の安物です。
使用済みの本物のカプセルを空けて中の珈琲豆を取りだし、挽き具合を確認して、コーヒーミルを調整します。
メーカー指定の5.5gよりやや多い5.6gをコーヒーミルで挽き、付属のケースとタンパーでタンピングします。このとき体重を架ける必要はありません。手首で押し込むぐらいで大丈夫です。
タンピング後
ケースの上面よりはみ出た豆はスプーンの柄などですりきりでそぎ落とします。0.2gそぎ落としましたので、実質5.4gの豆をセットしたことになります。まあ、中華安物スケールの精度なんてたかが知れてるので0.1gぐらいは誤差の範囲でしょうw
waycapの蓋を締めたらエスプレッソマシンにセットしていよいよ抽出します。本体側に凸凹が見えますね~。本物だとココにカプセルの蓋が当たって穴があけられ、その隙間からコーヒー液が染み出してくるわけですが、waycapの蓋は淵に対して中央が一段へこんでいるため、特に押しこまれたりするわけではない様子です。
本体のエスプレッソボタンを押して抽出してみました。(初期設定のままなので40ml出てきます。)
良い感じにクレマが立っています。より良いクレマを出すには使っている豆の量からしたら抽出量はもう少し減らしたほうがよいかもしれません。使っている機種には抽出量の調整機能があるので、今後の課題とします。
出来上がりに素早く砂糖をぶっこんでくいっと一気に飲み干しました。カップにクレマがうっすら残っています。そのうちちゃんとしたエスプレッソカップも買わなければね^^;
抽出後のカプセルの状態を確認したところ、付属のパッキンがやや千切れていました。真っすぐセットしないといけないみたいです。
※抽出直後のカプセルは高温になっているので注意が必要です。
2杯目を入れる場合はカプセルの中の豆を捨てなければなりませんが、抽出後はガッチガチに固まっている為、詰め替えの際はフォークなどで抽出済みの豆を掘り起こす必要があります。プロモーションビデオみたいに指でとんとんと弾いて植木鉢に使用済みの豆を入れるといった芸当は絶対できナイデス^^;
カプセルの内部は逆テーパーになっており、するりと抜けださないので指でほじくり出すのは難しいです。
そんな状態ですので2杯飲む場合は次の用意をするのが大変です。
家族の分も合わせて複数杯飲む場合は追加でカプセルを購入しておきましょう。1杯目を入れながら2杯目の準備もばっちりできます。
珈琲豆を除いた今回の出費
・waycap2個セット送料込USD$76(当時の為替レートで8,200円IndieGoGoプレセール品)
・エスプレッソマシン5,000円(ヤフオク新古品)
・コーヒーミル1,300円(ポーレックスのパチモン)
・キッチンスケール700円(中華安物)
合計15,200円なり
※某メーカーのカプセルシステムの特許は失効しており、互換カプセルが他社からいろいろ販売されていますが、他社のカプセルの使用に起因する機器の故障は製品保証の対象外だと想定されます。当記事を参照された方は自己責任で購入の判断&利用をお願い致します。