OVK01 明成化学3Dプリンタ用フィラメント『3D Prinstar』レビュー その3 溶解編 [OVK01]
『3D Prinstar』レビュー その3 溶解編です。
純アセトンで処理してみます。
まずはラフト生成の時にできた細い紐をアセトンドブ付けで溶かしてみます。
5分経過
ピンセットでまぜまぜ
ちなみに溶液を混ぜてしばらく経つと何やらさらさらとした粒子が見えてきます。こいつがいろいろと悪さをしていると思われます。
アセトン溶液ができたのでアセトン溶液接着を試してみます。
一応くっつきました。一応と但し書きした理由ですが、くっつくにはくっつくのですが接合面に強度が出るにはアセトンが抜け切る必要があります。よって実作業において時間がかかりすぎるためNGです。アセトンが抜けきらないうちは水飴みたいにぐにゃぐにゃしています。十分な乾燥時間が必要です。
なおアセトン溶液接着する際は接着する周辺をやすりで綺麗に磨いておいた方が良いです。そうしないと、積層痕に沿ってアセトンが毛管現象で吸いあがってしまい、接着箇所以外にもアセトンが広がってしまい、とても面倒なことになります。
最後にアセトン蒸しです。
積層厚み0.2mmの15mmキューブに対して通常以上にタプタプにアセトンを入れて処理します。左側の乳白色が3DPrinstarで右側の純白色がVerbatimです。
処理前
表面はツルツルになりました。時間をかけて十分な濃度で処理すればアセトン蒸しもできます。
おお、アセトン蒸まで確認したのですね。
私の方は時間が掛かりそうだからと棚上げ状態でした。
ということで、「純アセトンには溶解する」は正しかったということですな。
私の方は、ようやくSimplify3DがBFBに対応したということで、CubeXでの造形テストにトライしてます。
今はまだサポート材の生成に難儀している所です。
では、よしなに。
by hkora11 (2016-06-17 15:05)
はい。実際には「純アセトンには溶解する」という結果が出ることを前提にかなりの量のアセトンをぶっこんでいますけどね^^;
by たぬきち (2016-06-18 07:05)