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FUSION360 Meetup vol.02 [FUSION360]

さて、昨日11月5日は Fusion Meetup vol.02 に参加すべく、18:40にはDMM.MAKE AKIBAの受付がある富士ソフト秋葉原ビルの4Fに到着しました。プログラムが始まる前のDMM.MAKEさんの見学ツアーに参加するためです。前回の様に遅れて到着して損しない様に、本業は定時ダッシュで退社しました。
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DMM.MAKEさんは総額5億円の機材を誇っているだけあって、流石の設備が揃っています。ツアー中はバシャバシャと写真を取らせていただきました。IWAMAの5軸CNCやら涎モノの機材が沢山おいてあります。フライスも旋盤も置いてありました。もちろん3DPやレーザーカッターも。ここの会員になれば、趣味の開発が捗るよなぁ、、、、おっと、当ブログは手段を目的としていますので、こんな高価な機材を使いこなせたらあっという間にネタが無くなってしまいますw

IWAMAの5軸CNC
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ツアー終了後、12階のエレベータホールで本日の受付とちょっとしたAutoDesk謹製のお土産を頂いてDMM.MAKEさんの12階のBASEと呼ばれるフロアへ入場すると、なんと今回もフリードリンクとフードのサービスが!前回もそうでしたが、オートデスクさん太っ腹すぎます。無くなる前に早めに会場に到着しましょう!

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プログラム開始までかなりの時間がありましたので、ドリンクとフードを頂きながら会場をブラついていますと、アイツーアイ技研さんの3Dプリンタ[moo-del nano]が置いてありましたので、その特徴的な構造を写真に収めながらしげしげと眺めていましたら、「3Dプリンタに興味はありますか?」と、とある方に声をかけて頂きました。その人こそmoo-del nanoの開発者であるアイツーアイ技研の糸井代表でした。

moo-del nano は机の片隅にでも置けるのではないかというぐらい狭いフットプリントの筺体と、デルタ型の3Dプリンタでありながら、超小型のステップモーターとネジ駆動を駆使し、ローコストで精度の高い印刷を実現されています。造形速度とはトレードオフですがその逆転の発想が素晴らしいと思います。適材適所に曲げ板金を使われているのも実に羨ましい。

使われているネジの種類とか、調整に関する苦労話など、実の開発者にうかがわなければわからないパンフレットに書かれた仕様や外観からは決して知ることのできない貴重なノウハウを教えて頂き、大変有意義な時間を過ごす事ができました。

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PLAカーボンフィラメントはマットな仕上がり。板状の印刷物はPLAみたいに力を加え過ぎるとポキっと折れることも無く、グニャーンと曲がります。粘り強いです。アイツーアイ技研さん名義でAmazonでマケプレ販売されています。

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本題である、セッションプログラムは、
・藤村さんによるアップデート情報を中心としたマシンガントークに始まり
・解析機能の紹介(モード周波数とか前回よりも、もっとつっこんだ話)
・CAM機能の紹介(私が負荷切削を使いこなすのはまだまだ先かな、、、^^;)
・Cerevoさんによるユーザー事例の紹介
・カールバスAutoDeskCEOによるTHE FUTURE OF MAKING THINGS(要訳すると、カールおじさんは若いころこんなもの作りをしてたよ。いまでも何かしら作ってるよ。Fusion360を使うと様々なソフト工程をワンステップで統合できてさらにみんなで一緒に開発できてハッピーだよ。ついでにお友達が作ったメガボットを紹介するよー。銃こそ力!力こそパワーの凄い奴だよー。)
・希望者6名によるLT(LightningTalk:5分プレゼン。おもにFusion360を使ってこんな活動をしています等)
と予定の時間を30分オーバーしていながらもとーっても濃い内容であっという間に時間が過ぎました。詳しい内容は私のつたない文章ではとても書ききれないので割愛します。たぶんどこかの有名なメディアさんがフォローしてる筈。この熱気は現地に行かなければわかりません。是非皆さまもご参加を。今回も大盛況です。


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個人的に気になった発言をメモしておくと
・次回のメジャーリリースは1月の予定
・次回のMeetUpもおそらく次回のメジャーリリースの後。つまりは来年のx月x日。AutodeskTokyoOfficeで開催予定(参加人数150人超えを狙っているらしい?お誘い合わせの上ご参加を)会場の都合から100人程度で参加予約登録を打ち切る可能性があるらしいです。登録はお早めに!
・熱解析が追加されるかも
・流体解析が追加されるかも
・ラーニングが日本語化されるかも(なかなか日本語化されないのは藤村さんの仕業!)
・CAMにおいてV形エンドミルへ対応するかも。前回の「今後について」でも書かれてたけどカーブ溝の切削深度や太さが変わったりする場合にビットを持ち上げたりして太さを変える動きができるらしい。これってPDF化したガーバーデータとかが読み込めれば、PCB生基板の切削とかに応用ができるんじゃね?とちょっと期待。

Fusion360は今後も様々な機能を取りこむと同時に、すごい勢いでユーザーの要望(操作性の改善やバグフィックス等)を反映させていっています。1つのツールでモノ作りを可能にするのがFusionです。360はクラウド対応ってことね。

クラウドの利点の一例として、LightningTalkの際にプレゼンターが備え付けのPCでFusion360へログインする事によってクラウドからデータをダウンロードして即プレゼンとかされていました。ネットワークに繋がるPCがあれば、どこでもデータが開けるというのはとても便利です。

一つのツールでモノ作りという観点において、NC切削に至るまでの過程を例に取ると、従来ではステップモータコントローラに合わせたドライバソフトと、それにあわせたNCコードが生成できるCAMを用意し、また、そのCAMが読み込める形式の3Dデータが出力できる3Dモデリングソフトを用意せねばならず、各ツール間のデータのやり取りはとてもシームレスと言えるものではなく、データに間違いがあれば各ツール間を行ったり来たりしなければなりませんでした。また、ツールを揃えるにもそれなりにお金がかかります。それが、個人ユーザーにとって実質無料のFusion360を使えば3DモデリングとCAMが一つの画面で同じUIで操作できてあっという間に簡潔に完結します。

大事なことなのでもういちど言います。
「簡潔に完結します!」

以上、ダジャレで締めくくって終わります。

 

FUSION360日本語版のダウンロードはこちらからどうぞ~

http://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/overview

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困った時はフォーラムを頼ろう。でもルールは守ってね

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Fusion360の今後について

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おまけ:藤村さんにお菓子のカールを貰ってご機嫌な Carl Bass AutodeskCEO

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2016年1月20日追記~

Fusion360 Meetup Vol.03 開催日決定!

https://www.facebook.com/events/1663682963903805/

※会場の都合により参加登録を締め切る場合があるそうです。ご登録はお早めに!

 


タグ:FUSION360
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