SHAPEOKO2 アルミ板試し彫その2 [SHAPEOKO2]
いろいろ試行錯誤して結局最終的な切削条件は以下の様になりました。
エンドミル 日立ツール 2AL3(アルミ専用2枚歯φ3mm)
使用ルーター BOSCH PMR500(500W@30000rpm)
切削速度 600mm/min
切削深さ 0.2mm
1刃ごとの送り 0.01mm
切込み送り速度 60mm/min
当初見積もった0.4mmではZ軸のプレートごとルーターの軸が歪んでガタガタするので、切削深さを半分の0.2mmに変更しました。
それと、切りこみの送り速度は切削速度と同じく当初600mm/minにしていたのですが、被切削材へ侵入する際に垂直方向に削りきる前に水平方向の移動が開始している感がありましたので、確実に削れる様に十分に速度を落としました。
これらの現象は切削時の負荷に対して剛性が低い事が原因だと思われます。
切削条件を変更した後に、以下のフランジつきベアリングが嵌る穴を開けてみました。
http://www.monotaro.com/p/3460/9574/?displayId=5
穴の直径はデータ上でφ+0.2mm指定しました。
固定は木ネジを多数打ち込むことで対応。
10mmの貫通穴の直径をノギスで調べてみましたが、Y軸方向は10.60mm、X軸方向は9.95mmと約0.1mmの差がありました。X軸方向は2モーター2ベルトで有るのに対して、Y軸方向は1モーター1ベルトであり、剛性に差があることが原因と考えられます。モーターのサイズをアップさせると同時に、以前から検討している噛み合いベルト駆動とすることで解決できるかもしれません。
穴が楕円になっていますが、ベアリングを圧入することはできました。、また、少し壁面が荒く筋状の縞が見えますがこれはステップモーターの位置精度に起因するものと思われます。
DRV8825のマイクロステップはトルクを優先して、結局のところ1/8に戻しました。よって現状における水平軸の最小の移動量は0.025mmとなっています。
切りこみの深さをさらに小さくすれば、より正確に削れると思われますが、切削速度を優先してこれ以上の切削条件の緩和は打ち切りとします。
MDF切削では現れなかった症状が色々とでましたが、これでいよいよ本番のアルミ切削へ向かうことができそうです。
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