SHAPEOKO2 復活! [SHAPEOKO2]
SHAPEOKO2復活しました。
GRBL対応コントローラーのシールド基板は、ボロボロだったはんだ付けをすべてリワークしました。
DRV8825モジュールにはヨドバシ.comにて新しく購入し直したSCV-22=固まる放熱用シリコーンでヒートシンクを接着して放熱対策をしました。
修理が終わったところで、壊れる前にやる予定だったEASELにおけるCUTパターン毎(Onpath/Outside/Inside/Fill)の違いを探るための試し彫りをやってみました。
今回は素材の抑えも追加したしSHAPEOKO2自体の組み立ても見直したので、円の直径が角度によって著しく異なることもありません。
結果としてはInside設定でおおよそ狙った大きさの穴が彫られる事が確認できました。
ですが、若干穴の直径が小さいようです。直径25.0mmに設計した穴が24.7mmで彫られています。
easelが生成するGコードに問題が無いかどうか machine→advanced→generate GCode でGコードをエクスポートして、生成されたファイルの中身を確認してみましたが、始点と中間点の差分にエンドミルの直径を足した値は円の直径-0.05mm以内に収まっていますが、円の表現が定速でG1コマンドを連続して送って76点の直線補間で行うというものでした。
G2コマンド=円弧補間で表現されていないことから円の直径が若干小さくなることが予測されます。
うーん、これではアルミ板にフランジつきベアリングを嵌めこんで保持するとかが難しいかも、、、
やはりEaselはお遊びCAM/NCということで、これ以上の追及はやめておきます。
それ以前に、そもそもNCデータ上では始点と中間点はほぼ正しい座標を指示しているのに、その箇所をノギスで実測するとなぜ0.3mmも小さくなるのでしょうか?
それと、shapeoko2の標準のGRBLセッティングでX軸とY軸のsteps/mmが 40.20と中途半端な値になっいるのも気になります。20歯のGT2プーリーを200フルステップのステップモーターにて8マイクロステップのDRV8818ドライバで動かしているので 1ステップ当たりの移動量は(40mm/200)/8=0.025 → 1mmの移動に必要なステップ数は40で良いはずです。ベルトとプーリーのバックラッシュを加味して余分に回しているのでしょうか?ちなみに自分が新規に入れ替えたgrbl互換コントローラにおいては現状のX軸とY軸のsteps/mmは160.00( (40mm/200)/32=0.00625の逆数 )を指定しています。
http://www.shapeoko.com/wiki/index.php/Grbl_Configuration
http://www.shapeoko.com/wiki/index.php/Grbl_Settings
1周辺り0.5%も余分に回しているということは1歯当たりのバックラッシュが0.025%ということでしょうか? ~即日修正~ オリジナルの設定において1mm動かすのに40.20パルス指定しているということはGT2ベルトの1歯(2mm)を動かすには80.40パルス必要になります。GT2プーリーの1歯あたり0.5%の余分な回転が必要ということからオリジナルの設定が見込んでいる1歯あたりのバックラッシュは0.01mmということになります。40.00steps/mmの設定と40.20steps/mmの設定では100mm動かせば0.5mmも違うことになります。
一度X軸、Y軸のstep量に対する移動距離を正確に測ってGRBLのパラメータを再調整する必要があります。CNCルーターでベルト駆動があまり使われない理由にはこういう面倒なところにあるのかもしれませんね。
さて、肝心のCAMはFusion360にいくべかな~
MONOistの連載記事でテクノフレキスの藤崎さんが使用しているG-Simpleも気になるな~
http://www.itmedia.co.jp/keywords/mamacnc.html
DXFファイルがインポートできるみたいだし目的を果たすだけならこっちの方が早そうなので、とりあえずG-simpleをさわってみようかな~
~2015年9月15日追記~
Fusion360の日本語サイトがオープンした様子です。
http://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/overview
日本語版は今秋公開予定(今秋っていうことは11月末には出ますよね?)です。
Fusion360は、学生、教育者、教育機関関係者は無償ライセンスを3年間、スタートアップ企業(年間売上が$1万以下)の場合、1年間無料で使えます。1年後はスタートアップライセンスを契約し直すか、または商用ライセンスへ移行するかのどちらかです。
日本語版早くでないかな~(ついでにチュートリアルの日本語化もお願いします。w)
~2015年7月31日追記~
「GTプーリー バックラッシュ」 で検索したら 鍋屋バイテックさんがバックラッシュレスプーリーというまさにこれじゃん的な製品を取り扱っているのをみつけました。
https://www.nbk1560.com/products/pulley/timingpulley/service/high/
https://www.nbk1560.com/products/pulley/timingpulley/2GT-BLP-6C/
むむむ。27T以下が売っていないぞ、、、
~2015年8月5日追記~
NBKさんの P32-2GT-BLP-6C で (周長64mm/200フルステップ)/32分割=論理位置精度0.01mm にするか、、、
パワーテクノさんにP20-2GT-6-6F-BLP が作れるか問い合わせてみるか、、、
http://www.powertechno.co.jp/p_03_05.html 呼称例
http://www.powertechno.co.jp/p_03_08_1.html ページ最下部にBLPプーリー(受注生産)の解説あり
~追記終わり~
そのほか調べると、S2M型のタイミングプーリ&ベルト もバックラッシュレスを謳っています、、、
ここらへんの話題って3Dプリンタを使った比較検証結果がどこかに転がっていないのかなぁ、、、
それはさておき
機械用語で「意図した隙間」は「Backlash」ですが、その発音は「バックラッシュ」 だけど記述は「バックラッシ」とするのが正しい様ですね。「バックラッシュ」という単語だけで検索したら釣具関連の検索結果がいっぱい出てきたw
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