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PRN3D ラフト印刷時のTipsの巻き [PRN3D]


ABS印刷時はラフトにお世話になる事が多いと思いますが、印刷物は斜め45度で設置する事をお勧めします。

IMAG0849.jpg

ラフトは1層目が必ずY軸、2層目がX軸に平行に印刷されますが、印刷物の底面の壁面にX軸と平行な面があると、ラフトの2層目に乗る線と全く乗らない線がどうしても出てきてしまい、微妙にZ方向の印刷開始位置に差分が出ます。

予め印刷物を斜め45度に配置すると、X軸に平行な面ができにくくなるため、そういった事に気を配る必要が無くなります。

CuraのExpart configの項目にラフトの詳細設定があり、そちらを弄れば改善する方法があると考えられますが、設定内容が良く判らないので私はデフォルト設定で使っています。 

 

 

次に、ノズルとプリントベッドの間隔によるラフトの印刷結果の違いを印刷結果から説明します。

左から0.41mm/0.83mm/1.25mmです。
IMAG0853.jpg
調整はZリミットスイッチを押すM3ネジ(0.5mmピッチ)で行います。

(改造記事:http://ginger-soft.blog.so-net.ne.jp/2014-01-20 )

IMAG0851.jpg

六角タイプのドライバーを使うと回転角が判りやすくなる=昇降量が計算しやすくなります。
ベッドのセンターにノズルを持って行って、ノズルの先端がベッドに接触した状態にZホームポジションを調整したあと、
Zリミット調整ネジを右に回してネジの頭を下げて調整を行います

昇降量は
30度で0.041mm
60度で0.083mm
90度で0.125mm
となります。

30度回しだとラフトの1層目がつぶれ過ぎて2層目もくっつきすぎてしまい、カッターでの剥離も困難になります。
60度回しだとちょうど良いです。ラフトの2層目がそれぞれ上下の層としっかりくっつきつつ、カッターで簡単に剥がせます。
90度回しだとラフトの2層目がラフトの1層目と印刷物の底面との接触が甘くなり、手で触っただけでボロボロと剥がれます。
剥がれやすくてちょうど良いと思われますが、実際は反りに対する抗力が無くなりますので印刷物が著しく反りやすくなります。(実際に写真でもみて判る通りベッドから剥離する際に既に2層目が剥がれてボロボロになっています)


というわけで0.4mmノズルでCuraのデフォルト設定でラフトを印刷する場合はノズルの初期位置はZリミット調整ネジを60度回して0.083mmの位置に設定する事をお勧めします。

 


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